システム開発事業

ニーズに即した、ジャストフィットなシステムを開発

画像検索システムの開発から始まったこの事業は、エクセルマクロを使った簡単なシミュレーションソフトやアクセスによる簡易検索データベース、SQLを使用した大規模データベースによる商品検索システムなど、着々と実績を積み重ねています。その基本は、市販ソフトをカスタマイズするのではなく、それぞれのご要望に1 つ1 つ丁寧に答えられるスクラッチ開発。お客様と［フェイスto フェイス］でのヒアリングからしか生まれないオンリーワンのソフト開発に取り組んでいます。

主な開発実例

アーカイブ事業

情報を正しく伝えるための高精細印刷

オフセット印刷で印刷する場合、写真などの階調は網点で表現されます。網点の数は通常1 インチあたり175個で、網点の1個あたりのサイズを小さくすればするほど緻密な印刷が可能になります。現在当社では1000 個（一般的な印刷網点より約5倍以上の解像度）の点での［高精細印刷］に成功し、高解像度な写真表現が必要とされる美術館・博物館の展覧会図録、考古学的な学術図書などの印刷に使われています。

恒久的に遺す仕事

歴史的な貴重史料とされる美術品や古文書、古地図、またフィルムの時代に記録された写真など。そのほとんどが少しずつ劣化を続け、本来の姿を失おうとしています。この歴史的史料は、私たち世代だけのものではありません。大切に保存し次代に繋げていくことが、今を生きる私たちの役目です。当社では今まで培ったデジタル化技術で、ありのままの姿を傷つけることなく、精細な画像データに保存する技術を確立しています。その技術は高い評価を受け、高松塚古墳の石室に描かれた国宝の壁画を、高解像度の画像データで記録していくプロジェクトにも活かされています。

複製技術への取り組み

絵画や文書などの歴史的史料は、厳重な保存・保管が必要です。しかし、より多くの人たちに、その存在を身近に感じていただくことも大切です。そこで活きてくるのが、当社の高度な技術。デジタル化した歴史的史料に高精度な画像処理を施し、それぞれに最も適した素材を使って正確に複製することができます。貴重な史料を、目の前で見て実際にふれて古に思いを馳せることができるのであれば、アーカイブ事業の技術は文化、芸術、教育の分野でも大切な役割を担っているといえます。